米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)をめぐって、今冬の移籍先にホーネッツも浮上してきた。
八村は今季開幕スタメンを勝ち取るなど成長を見せているが、レイカーズのフロント陣はプレーオフを勝ち抜けるチームをつくるために今冬のトレードで大物獲得を狙っている。
人気銘柄の八村がトレード要員となり、最近になってジャズやブルズなどからの関心が取りざたされている。さらに、再建を目指すチームも獲得に名乗りを上げた。
米誌「スポーツイラストレーテッド」は「コーディ・マーティンとバシリエ・ミシックは、非常に興味深いトレード候補だ。2人とも優勝候補のチームでは堅実な補強選手になるだろうし、得点よりも守備の方が得意だ。ホーネッツは2人とダクアン・ジェフリーズ、タジ・ギブソンを、八村塁、キャム・レディッシュ、2027年ドラフト1巡目指名権、26年ドラフト2巡目指名権と交換する」と大型トレードの可能性を報じた。
このトレードが浮上した背景を同誌はこう説明する。
「レイカーズはバックコートの厚みを必要としており、先発スモールフォワードの八村塁を失うのは痛手だが、ミシックとマーティンの加入は助けになる。マーティンは八村のポジションを担うことができ、ミシックはロースターで唯一の真のポイントガードとなる。主なファシリテーターとして、彼は現在レイカーズの他のガードが果たしていない役割を果たす。ジェフリーズは八村に代わる厚みをさらに増す選手だ」とレイカーズ側のメリットを分析した。
そして、この取引に熱心なのはホーネッツ側だ。「ホーネッツにとって、これは勝利だ。彼らは八村とレディッシュという2人の若い選手を獲得する。八村は今年安定した成績を残し、レディッシュは契約満了間近だ。昨年と同様、ホーネッツは若手選手と指名権を獲得するために、減額される追加給与を負担できる」。ホーネッツは東地区で8勝27敗の13位(9日現在)と低迷しており、将来を見据えた再建が急務。その救世主として八村に白羽の矢を立てた。
八村の電撃移籍は実現するのか、今冬はトレード話が過熱しそうだ。