マリーゴールドの大型ルーキー・山岡聖怜(せり=18)が、キャリア初のタイトルマッチ前に洗礼を浴びた。
山岡は19日の後楽園大会で高橋奈七永とのコンビでツインスター王座(現王者はボジラ&タンク)に挑戦する。9日の調印式ではボジラから「皆さんご存じの通り、私はシングルプレーヤー。なぜなら私は最大で最強で、最も危険な人間だからだ。タッグタイトルなんてどうでもいいけど、自分が一番だと思っている無名のルーキーや引退直前のババアには負けない」と挑発を受けると、タンクからも「私が一人でもやれるように、ボジラにもパートナーは必要ないかもしれない。私たちはここで一番強いし、長く王者に君臨できると思っている。だって奈七永のパートナーを見れば分かるでしょ?」と屈辱の〝お荷物〟扱いを受けた。
これを受け奈七永は「君たち、パートナーいらないみたいなこと言ってるけどそこがもうダメ。私は数々のパートナーとタッグのベルトを取ってきました。今回のパートナーは一番若い山岡聖怜。聖怜には可能性しかないと思います。これからどんなプロレスを身につけていくのか分かりません。私が英才教育でパッションを伝えていくとともに、私にもまだまだ可能性があるということを見せていきたいと思います」とキッパリ。大抜擢を受けた山岡も「まず奈七永さんにご指名いただいて、本当に本当にうれしかったです。このチャンスを絶対に逃す気はないので、私は奈七永さんと絶対にベルト取ります」と最短でのベルト取りに闘志を燃やした。
さらに山岡はスマートフォンの翻訳機能を使って、英語で「お前たちのデカいケツを蹴飛ばしてやる」と王者組を挑発。ところがこれを機に両軍の乱闘に発展すると、ボジラのボディースラムで叩きつけられるなど子ども扱いされてしまった…。果たして当日の試合で見返すことができるのか、スーパールーキーの進化が問われる一戦となりそうだ。