〝源田ショック〟はチーム外にも広がる一方だ。西武・源田壮亮内野手(31)の不倫騒動が昨年12月に発覚して以降、沈静化する気配は全くない。今まで「良夫」としてのイメージが強かった源田に対しては多くのファンから落胆や怒りの声が相次ぐ中、プロ野球界内でも「二次被害」を訴える激しいブーイングが飛び交い始めている。
騒動は拡大の一途をたどっている。関係者の話を総合すると源田は問題が発覚して以降、自宅に戻らずに妻で元乃木坂46の衛藤美彩(32)に対し「弁護士と話してほしい」と一貫して拒絶しているという。妻子を事実上で実家に押し込めたままにし、例年はメディアに必ず公開している自主トレも非公開にして「雲隠れ」を続けていることで、多くのファンから批判を浴びせられている。
グラウンド上で「球界屈指」と評される鉄壁の内野守備を誇り、家庭内でも愛妻家としてのイメージが強かっただけに大幅なイメージダウンはもはや不可避な状況。そんな世間からの冷たい視線は、源田に対してだけでなく他のプロ野球選手にまで向けられ始めているというから穏やかではない。実際に「〇〇は各地に現地妻がいるようだ」「〇〇も浮気しているらしい」などと、あらぬ疑いをかけられてしまう選手も増えているという。こうした現状にプロ野球界でも既婚選手たちから強い憤りの声が噴出している。
某球団の主力選手は「確かに20年ぐらい前は、そういう人も多かったのかもしれない。でも『プロ野球選手は全員がそうなんだ』と勝手にイメージされてしまうのは心外。それも彼(源田)が騒ぎになるようなことをしたからで、こっちとしてはいい迷惑ですよ」と源田への不満を爆発。別の中堅選手も「こっちは至って普通に生活しているだけなのに今回の不倫騒動のおかげで、今後は妻から常に疑いの目で見られてしまう危険性だってある」と不安を明かす。
さらには「源田さんの一件があって以降、妻からは選手同士での〝何てことのない飲み会〟ですら怪しまれるようになっているんですから…。たまったもんじゃないですよ」と頭を抱え込む若手選手もいるほどだ。
そうした中、前出の主力選手は怒りが収まらない様子で「あれだけ遊ぶなら最初から愛妻家のアピールなんてしなければよかったんですよ…」と再び苦言。その上で「何にしてもどこまでが事実なのか分からないし、彼にだって言い分はあるはず。よその家庭のことだからすべてを話す必要はないけど、これだけ周囲に迷惑をかけてしまっている以上は逃げ回らずに早く説明するのが大人としての責務だと思いますけどね」と一刀両断し、ダンマリを決め込む源田に早期の釈明を促した。
現時点で源田には釈明会見等の明確な予定は組まれていない。渦中の男が重い口を開く日は一体いつになるのだろうか。