総合格闘技(MMA)の女子選手セシリー・ボランダー(ノルウェー)がタイトル奪取後に叫んだ言葉が話題を呼んでいる。
ボランダーは、昨年末の「オクタゴン65」(チェコ)女子バンタム級王座戦でルーシー・プディロワ(チェコ)を下し、王者となった。英国メディア「サン」によると、ボランダーは勝利後に「ノルウェーでこのスポーツを合法化してください!」と叫び、泣き崩れたという。
同メディアによると、1981年以降、ノルウェーではノックアウトを勝利の方法として行うすべてのスポーツは禁止に。2014年にプロボクシングは解除されたが、MMAはまだ認められていない。そのため、同国選手は試合の機会を求め、国外の大会に出場する必要があるという。
ボランダーは「オクタゴン」の公式サイトに対し「私はノルウェーでMMAが合法化される一翼を担いたい。そうなると思うし、そのプロセスを手助けできればと思っている」と意欲。今後同国MMAでどのような動きがあるか、注目だ。