米男子ゴルフツアーの「ソニーオープン」初日(9日=日本時間10日、ハワイ州ホノルルのワイアラエCC、パー70)は日没サスペンデットとなり、前週「ザ・セントリー」で優勝した松山英樹(32=LEXUS)は4バーディー、1ボギーの67のラウンドで首位と3打差の3アンダー、暫定26位でホールアウトした。
前半を2バーディー、1ボギーで折り返し、後半は16番パー4でスコアを伸ばすと、最終18番でバーディーフィニッシュ。松山は「何も変わらず、です」とし、パッティングについて「悪くはないですけど、少しラインが読めなかったり先週とはちょっと状態が違っています」と振り返った。2日目以降に向けては「上が思ったより伸びていなかったので3打差で終わって良かったというのはあります」と2週連続Vに意欲を示した。
そんな松山について米メディア「GOLF MAGIC」は9番パー5で見せたプレーに注目。ティーショットを放った直後、ドライバーが松山の手を離れ、ギャラリーに向かって飛んで行ってしまったのだ。松山は小走りで観客のもとに向かって謝罪。幸いにもクラブが当たったギャラリーにケガはなかったが、あわや大事故につながりかねなかった。同メディアによると、ファンからは「クラブを手放すことをやめないといけない」「テニスでも失格になることがある」「片腕フォロースルーは冗談だろ」との声が出ていたという。
また〝あわや〟でティーショットを左に大きく曲げてしまった松山は第2打目で、ヤシの木の間を通す〝スーパーショット〟を披露。自身も木に当たって跳ね返ってくるのを予想したのか、驚きの表情としぐさを見せていたが、このホールではしっかりとバーディーを奪取した。同メディアは「ツアー記録の35アンダーを出した松山だが、ソニーオープンでは、これまでのところ、それほど順調ではない」と伝えていた。