ソフトバンクで７年間指揮を執った工藤公康氏（６１）が１０日、監督時代に頼りにしていた助っ人について語った。
球団初となるＯＢ戦（３月２３日＝みずほペイペイドーム）の監督を務める工藤氏。この日は相手チームの監督、秋山幸二氏とともにチーム分けのドラフトを行った。
チームを５度の日本一に導いた名将がドラフトの「ＤＨ部門」で指名したのは、監督初年度の２０１５年に主軸を担った李大浩氏（４２）だ。「めちゃくちゃ頼りにしていた」という助っ人は、１４１試合の出場で打率２割８分２厘、３１本塁打、９８打点と自慢の打棒を発揮。５番打者としてリーグ連覇に貢献した。
工藤氏は李大浩氏について「開幕して最初は不調だったんですけど、５月に入るくらいから打ち出して。もうすごかったですよ。技術の高さだけでなく、一打席に対しての集中力、『絶対になんとかしてやる』という思いを常に出して打席に入る選手だった」と当時を振り返りながら評した。
指名は重複したものの、工藤氏はクジを当て見事に韓国の大砲を獲得。ＯＢ戦ではどんな姿を見せてくれるのか、注目が集まる。