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泉房穂氏 維新の給食無償化「1年後ろ倒し」に苦言「無償化に準備なんかいりませんけど」

東スポWEB 2025年1月10日 19時53分

前明石市長で弁護士の泉房穂氏が10日、ニッポン放送「泉房穂の情熱ラジオ」に出演。日本維新の会の前原誠司共同代表が学校給食の無償化を目指す時期について、今年4月から「来年4月」に後ろ倒しする方針を示したニュースにコメントした。

前原氏は給食をめぐり「すでに自治体で無償化されているところ、有償だけれども(給食を)やっているところ、やっていないところなどがある」と指摘し、無償化について「(給食を)やっていないところについて、今年4月からやれるかというと、なかなか難しい」と準備期間の必要性を語った。

泉氏は「少し私が残念に思うのは、交渉ごとの状況ですから、早い段階で遠慮するのはどうかと思う。維新も急に、あれもこれも言ってたのに、とりあえずは高校授業料の無償化だけでいいかとような感じになっていっている」と指摘。

さらに「『準備がいる』とか言ってますけど、私から言えば無償化に準備なんかいりませんけど」と訴えた。「だって、給食費を集めなきゃいいわけでしょ。無償ですから。これまで給食費をいろいろな形で徴収していたが、『これからは払わなくていいですよ』と言えばいいだけだから、決めればいいだけの話で。何を1年も準備がいるのかと」と首を傾げた。

その上で「多分それは本当に1年準備がいるわけじゃなくて、ある意味金額が半分になりますから、(高校の授業料無償化と)両方セットだったら1兆円超えますけど、片っ方だけだったら5000億円ぐらいでできちゃうので、そういう意味ではかなり政治的な思惑を感じる」と分析。「私からすると、国民生活厳しいので、無償化を言うにしてももっとしっかり立場を維持して、自民党と交渉したらいいのになと思う。そこは残念に思います」と私見を述べた。

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