大阪・ミナミ界隈にて、華やかなカゴなどが町なかを練り歩く、今宮戎神社「十日戎」の「宝恵駕(ほえかご)行列」が10日に行われ、NHK大阪放送局制作の朝の連続テレビ小説「おむすび」にチャンミカ役で出演している女優の松井玲奈が参加した。
同イベントは、二百年以上前、大阪ミナミの芸妓衆が派手にカゴをくり出して今宮戎神社に参詣したことに始まる。伝統は今日に引き継がれ、歌舞伎俳優、文楽人形、日本舞踊上方舞、芸妓衆、落語家、漫才師のスターやタレントたち、野球や柔道の選手をはじめスポーツ界からも参加する。昨年は同局制作のドラマ「ブギウギ」に小林小夜役で出演していた女優の富田望生が参加していた。
今年は、落語家の桂文枝や松竹芸能の海原はるか・かなた、松竹新喜劇の曽我廼家いろは、日本舞踊上方舞山村流の六世宗家家元3代目山村友五郎、テイチクレコードから演歌歌手の青山新、セレッソ大阪・ヤンマーレディースをはじめミナミにゆかりのあるトップスターが一堂に会し、大阪の賑わいに花を添えた。
今年は大寒波の最中で行われたが、松井は「〝THEお祭り〟の雰囲気の真っただ中にいることができて、すごく楽しかったです。沿道にいらっしゃるみなさんが『みてるよ』って言ってくださったり、応援の声をかけてくださってすごくあたたかい気持ちを感じられたので寒さも全く感じず、とても楽しい行列の時間でした」と感想を述べた。
最後に「今月下旬はチャンミカの出番がたくさんあるので、楽しみにしてください!」と自身が出演中のテレビドラマ「おむすび」のアピールをしていた。