俳優の浅野ゆう子が10日、大阪市内で行われた「YUKO ASANO 50th ANNIVERSARY SHOW『KANSYA』」(18日=大阪・心斎橋PARCO14階SPACE14)の取材会に出席し、自身初の周年記念公演について語った。
2024年に芸歴50周年を迎えた浅野のヒット曲「セクシー・バス・ストップ」などの名曲をスペシャルバンドと共に披露し、三宅裕司が浅野のために作詞した新曲2曲などを発表する今回限りの50周年記念公演。
浅野は、デビュー曲「とびだせ初恋」について思いをはせ「同期は亡くなられたテレサ・テンさんや中条きよしさん、そこに13歳の中学生が出てるわけですから、すごい時代だと思います。(1974年の第16回)日本レコード大賞新人賞をいただけて、本当に幸せでした」と振り返った。
公演の開催理由について「『もう歌は歌わないんですか?』と聞かれるのですが、『恥ずかしくて歌は…』なんて言ってたんですが、原点回帰ではなく、原点を思い出してお祭りのようなことをできれば」と考えたと明かした。
今回の新曲は85年リリースのシングル「NOMBRE NOIR」以来、40年ぶりのオリジナル曲となる。
3年ほど前に三宅主宰の舞台で2人が共演したことがきっかけで、「三宅さんに突撃しまして『50周年のアニバーサリーライブをすることになったので、新曲を書いていただけないでしょうか』とお願いいたしました。そうしたところご快諾いただきまして、素晴らしい曲を2曲も書いてくださった」とうれしそうに微笑んだ。
歌手としては「おそらくこれが最初で最後になるであろうと思っている」と言い、公演への意気込みについて「運動嫌いの私がダイエットとパーソナルトレーニングを受けています。体力づくりと体型づくりをお願いした。そしてダンスレッスンを受け、ボーカルトレーニングを連日3時間ずつ受け、私なりにできることを全てさせていただいております」とした。
最後に「見て楽しんで、一緒に踊っていただいてという構成で考えております。『楽しかったね』っておっしゃっていただきながら帰っていただけるお客様の時間を…。私がご一緒させていただけるとうれしいです」とアピールした。