2月2日に始まるカーリングの日本選手権(神奈川・横浜BUNTAI)の注目度は、早くも〝右肩上がり〟だ。
カーリング専用施設ではなく、国際大会で使用されることが多いアリーナで実施。さらに同大会の首都圏開催は史上初であることから、日本協会はさまざまな形でPRしている。大会公式応援サポーターに元乃木坂46のタレント・秋元真夏(31)を起用し、大会初日に始球式ならぬファーストストーンを担当する。
PR効果は集客面に表れている。関係者によると、普段の10倍となる約2000席を用意するというが、8日の準決勝は2階の指定席、3階の自由席、3階の車いす席のチケットが完売。9日の決勝も2階の指定席、3階の自由席のチケットが完売している。あるカーリング関係者は「チケットの売れ行きが好調だと聞いている。関係者でもチケットを買うのに苦労したと聞いている」と驚きを口にした。
同大会は2026年ミラノ・コルティナ五輪の出場を懸けた重要な一戦。女子は前回大会覇者のSC軽井沢クラブが優位に立っているが、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)やフォルティウス、中部電力などが虎視眈々と頂点を狙っている。果たして歴史的な戦いで最後に笑うのはどのチームだろうか。