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ベッツ妨害のヤ軍ファン2人がMLB全球場で無期限出禁 「発見すれば不法侵入で逮捕も」

東スポWEB 2025年1月11日 11時28分

ニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われた昨年のワールドシリーズ(WS)で、ドジャースのムーキー・ベッツ外野手(32)が好捕した打球を〝強奪〟して守備妨害を加えた男性ファン2人に対し、米メジャーリーグ機構(MLB)がメジャー全30球団の球場に無期限出入り禁止を通達した、とAP通信など複数の米メディアが10日(日本時間11日)に伝えた。

危険な妨害行為をしたのはヤンキースファンのカポビアンコ氏とハンセン氏。2人は昨年10月29日(同30日)のWS第4戦で、ベッツが右翼フェンス際のファウルボールを捕球しようとグラブを伸ばしてキャッチした際に、グラブを無理やりこじ開けてボールを奪い取り、腕を引っ張るなどの愚行に及んだ。2人は即座に退場させられ同球場で行われた第5戦への入場も禁じられたが、ネット上などでは非難の嵐が吹き荒れた。

その後の調査で2人は、その日来場しなかったシーズンチケット保持者の座席に座っていたことも明らかになった。この試合は昨季のWSでヤンキースが唯一、勝利を挙げたものの、ヤンキースのブーン監督は「彼らはここにいるべきではない。この出来事は許されず、起きてはならないことだ」と暴挙を糾弾していた。

MLBは2人に対し「あなたたちの行為は選手の健康と安全を深刻な危険にさらし、許容されるファンの行動の一線をはるかに超えていた」と非難。続けて「MLBはあなたたちをすべての球場やオフィス、その他の施設への入場を無期限に禁止する。また、MLBの施設や関連するイベントへの参加も無期限で禁止する。発見された場合はその敷地から退去させられ、不法侵入で逮捕される可能性を警告します」と、書簡で通達したという。

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