オリオールズ戦を中継しているMASN(電子版)は10日(日本時間11日)に菅野智之投手(35)がメジャーにどう適応するのか検証した。
同電子版がまず指摘したのは米国生活に慣れること。「米国での生活にも適応しなければならない。これは野球に限ったことではない」。さらに、多くの日本投手が苦しんだメジャー公式球への対応を挙げた。「日本で使っていた、粘り気があり、少し小さくて、縫い目がやや低いボールとも違う」
もっとも「オリオールズはそれが大した問題とは考えておらず、彼に1300万ドル(約20億4000万円)を支払う」と契約した理由を紹介した。
「菅野はカッター、スライダー、シンカー、カーブ、スプリットを含む豊富な変化球を持ち、90マイル台前半(約148~150キロ)の速球を投げる投手に転向した。特に印象的なのは制球力で、オリオールズはそれが(メジャーでも)発揮されることを期待している」とし、日本での12年間で「9イニングあたりの与四球1・7個を記録した」と安定感を強調した。地元メディアの菅野に対する期待は高い。