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ドジャースから移籍した胴上げ投手が悪者扱いに「これは屈辱」「ファンを激怒させる」

東スポWEB 2025年1月11日 15時28分

ドジャースのワールドシリーズ(WS)優勝に貢献したウォーカー・ビューラー投手(30)が、今季からレッドソックスでプレーする。

2012年のMLBドラフトではパイレーツからの指名を断り、15年のドラフト1位(全体24位)でドジャース入り。17年にメジャーデビューするとドジャースひと筋で活躍し、昨季は1勝6敗、防御率5・38の成績ながらWS第5戦の最終回に登板して胴上げ投手となった。オフにFAとなり、昨年末にレッドソックスと契約。先発右腕は初めての新天地で腕を振ることになった。

ただ、米メディアによるとドジャース側は1年2105万ドル(約38億8000万円)のクオリファイング・オファーを出さず、レッドソックスとの契約は年数も金額も同じ。最大250万ドル(約3億8800万円)の出来高がつくとはいえ、ほぼ同条件でドジャースはフラれた格好となる。

「FANSIDED」は10日(日本時間11日)に「レッドソックス ウォーカー・ビューラーの誇大宣伝はドジャースファンを激怒させる」と報道。移籍そのものについて「LAへの復帰を指折り数えていたドジャースファンにとっては、新たな傷をつけられたようなものだ」とした上で、問題視したのはレッドソックスの公式Xで公開されたビューラーの動画だ。

その中でビューラーは「ボストンで残りのキャリアをプレーできることを願っています」と〝生涯レッドソックス〟を宣言。同メディアは「これは屈辱だ」と指摘し「ビューラーはLAへの復帰を優先していたわけではなかったようだ」「レッドソックスからの全く同じオファーを受けたという事実は、彼がFA市場でより良く、長く、有利な契約を得られると本気で信じていたか、景色の変化を探していたのかもしれない」と伝えた。

ドジャース専門メディア「ドジャース・ウェイ」もこの記事を引用。WSでの最終登板は登板できる救援陣がいなくなった窮地を救ったことで、救世主扱いされていたが、ライバル球団に移籍したことですっかり悪者扱いとなっている。

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