第103回全国高校サッカー選手権で4強入りした東海大相模(神奈川)のDF佐藤碧(3年)が、11日の準決勝・流経大柏(千葉)戦(国立)で無念の負傷交代となった。
今大会は超絶ロングスローで話題となった佐藤は、準決勝も左サイドバックで先発。「国立で観客を沸かせたい」と意気込んでいた通り、この日も持ち味のロングスローを披露していたが、前半途中に左ヒザを痛めて治療に入った。
それでもテーピングを巻いてピッチに戻ってきたところ、守備で相手選手と競り合った際、再び痛みが出た模様でピッチに倒れ込んだ。前半29分に担架で退き、その目には涙があふれていた。その後は仲間の奮闘を信じてピッチ脇から戦況を見守った。
日本テレビの中継で解説を務めた元日本代表FWの城彰二氏は思わず「かわいそうですね」とポツリ。SNS上には「負傷が少しでも軽いものでありますように」「佐藤碧くん良く頑張った感動したよお疲れさまでした」「もっとロングスロー見たかったのに残念すぎる」などの声が上がった。
佐藤は自慢のロングスローで大会を沸かせた中、最後は無念の形となってしまった。