元Ｋ―１世界３階級制覇王者の武尊（３３）が１１日、都内で自身が立ち上げた「ＶＡＳＩＬＥＵＳ ＧＹＭ」（バシレウスジム）のオープン発表記者会見に臨んだ。
ジム名のバシレウスは、ギリシャ語で王を意味し、武尊が率いる「チーム・バシレウス」は〝王の集団〟を表している。武尊は「世界最強を目指すファイターだけが集まって、みんなで練習しようというチームなんですが、その仲間で練習するために（ジムを）つくりました」と設立の経緯を説明。ジムは２月１日にプレオープン、２月１５日にグランドオープンとなる。「やっとオープンできてうれしい。数年前からいい練習環境、世界最強にふさわしい環境をつくりたいと思っていた」とこだわりぬいた施設だという。設立にかかった費用は「６～７億円」。超豪華施設だ。
プロ格闘家だけではなく、一般会員も心地よく利用できるよう、１階には体のケアができる施設やプロテインが飲めるカフェなどが併設される。「プロだけではなくて一般のお客さんも体を動かしてもらえるような場所になれば。トータルで体の管理ができればいい。プロとしては世界最強の選手たちを育成できる施設にできれば」と語った。
武尊は３月２３日の「ＯＮＥ１７２」（さいたまスーパーアリーナ）でロッタン・ジットムアンノン（タイ）との対戦を控えている。注目の対決後には、〝最強ジム〟で受け入れる選手のトライアウトにも意欲。新たな拠点とともに、武尊が飛躍しそうだ。