伊勢崎オートのGⅠ「伊勢崎市誕生20周年記念 第48回シルクカップ」は3日目の11日、準々決勝戦が行われた。
7Rで三浦康平(44=伊勢崎)が快走を披露した。スタートで前にいた10線・吉田恵輔、松山茂靖を交わして3番手発進と鋭い飛び出し。4周回で先頭に立つ攻めで今節初勝利を挙げ、準決勝戦に駒を進めた。
「初日(5着)良くなくてピストンとリングを替えたけど、思ったほど変わらなかった」と2日目は3着。その2日目レース後に下周りの整備を敢行、これが奏功した。「ロッドを替えて正解。良くなった。乗りやすくなった」と仕事が結果につながり笑みがこぼれる。
スタートの鋭発が示すように「エンジン自体はいいところまできた」と手応えはある。上がりタイムも3・378秒と暖かい時間で好時計をマークした。
それでも満足はしない。「12月のレジェンドカップの時と比べたら、もうひと声欲しい。上がりタイムも、もう少し良くしたいので調整する」。当地GⅡ戦で準優勝した時の仕上がりを目指し、貪欲に上積みを求める。3日目以上にパワーアップできれば、シルクカップ連続優出も現実味を帯びてくる。