ノア１１日の後楽園ホール大会で行われたＧＨＣナショナル選手権は、挑戦者の遠藤哲哉（３３）が征矢学（４０）を撃破し第１４代王者に輝いた。
衝撃的な結末だった。攻勢に出た遠藤がエクスプロイダーを決めてコーナーに登ったところで、リングサイドに極悪軍「ＴＥＡＭ２０００Ｘ」が姿を現す。気を取られた遠藤はバーニングスタープレスをかわされると、低空ＤＤＴから弾道（ラリアート）を浴びてしまう。
しかしここで何とＴ２０００Ｘのヨシ・タツがレフェリーの足を引いてカウントを妨害する。窮地を脱した遠藤はヨシ・タツから奪ったトンファーで征矢を殴打。トーチャーラックボムからバーニングスタープレスで圧殺し３カウントを奪った。
大ブーイングの中でマイクを握った遠藤「最高の遠藤コールをありがとう。俺がＴ２０００Ｘの遠藤哲哉だ。俺はな、このノアのプロレスに人生めちゃめちゃにされたんだよ。バーニングの源流？ ハナから興味ねえんだよ。俺がここに来た目的は一つ。２０２５年、遠藤哲哉は人生賭けてプロレスリング・ノアを潰します」と極悪軍加入を宣言。同時におそらくは２０２２年６月の「サイバーファイトフェスティバル」（さいたま）で当時ノアの中嶋勝彦に強烈な張り手を浴びて失神負けを喫した事件を自ら掘り起こし、ノアへの復讐を予告していた。