巨人・丸佳浩外野手(35)が11日に都内で行われたイベントに参加し、100人のファンを前にトークショーや抽選会を行った。
イベント後の丸はファンに感謝を伝え「今シーズンは日本一もそうですし、僕自身としてもまた新しく挑戦するシーズンだと思ってます。そうはいっても年齢も年齢ですので、しっかり出続けるためにも体のケアなどをしっかりしていかなければいけない。あとキャンプまで1か月もないですけど、しっかりと調整してまたキャンプで元気な姿を皆さんに見せたいと思っています」と目標を語った。
そんな丸は後輩への〝還元〟にも力を入れている。関係者は「丸さんが使用している(腕をサポートする)スリーブを去年、門脇(誠)さんが使いたいというような話で、丸さんを介してつないでもらったというか、紹介してもらったりしたんです。周りに対する気遣いや声の掛け方は、本当に素晴らしいなと感じましたし、ありがたいです」と証言。トップアスリートとしての人間力だけではなく、仲介役としての計らいに感動したという。
丸は今オフ、ジャイアンツ球場でも打撃練習をしている若手を見つけると、さりげなく近づいては助言を送っている。昨年11月には同じ左打者の門脇とともに自主トレも行い「課題を改善するには、このオフしかないですからね。僕の失敗談を含めながら話をしたという感じです」と明かしていた。
年齢に関係なく、培った経験を後輩に伝え、いいところは自らも吸収する。背番号8の〝深化〟が止まることはなさそうだ。