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【広島】坂倉将吾 タイトル奪取へのキーワードは忍耐力「『打ちたい』を我慢する打席を増やす」

東スポWEB 2025年1月12日 6時13分

初タイトル奪取への極意は――。広島・坂倉将吾捕手(26)が11日に高知市内で自主トレを公開し「チームの優勝はもちろん、個人が頑張らないと上にはいけないと分かりましたし、1人の選手として高い数字を求めたい」と抱負を口にした。

昨年11月の「プレミア12」では日本代表の正妻として、7試合で打率4割4分4厘。大会ベストナインにも選ばれるなど「打てる捕手」として球界を代表する存在になりつつある。9年目の今季は首位打者を目標に4年ぶりの打率3割、自己最多の20本塁打以上と、打撃面ではさらなる向上を期している。

そんな目標達成に向け「今年は〝我慢する打席〟を増やしていきたい。タイトル争いをしたいなって思っている中で、打ってやろうというよりは、むしろ必要なのは我慢かなと思っています」とキーワードに打席での忍耐力を掲げる。

具体的には、昨季31個だった四球数とわずか2本だった犠飛の増加。いずれも打率に反映されるものではないが、チームの得点力アップに貢献する打席を増やすことだ。

特に「四球」については「結果として増やせるように」と狙って取りにいくという。坂倉は「もちろん、それなりの対応力と見極めが必要ですが、四球が多い人は三振も多いと思う。三振を必要以上に恐れることなく、ビビらないで臨みたい」と〝待ちの姿勢〟から好結果を導き出す打席も増やしたい考えだ。

歴代の首位打者でも、どんな高打率を残したとしてもほとんどが3割台。そこを念頭に鯉の好打者は「もちろん積極的にいく打席もあるんですが、1日4、5打席立つ中でメリハリをつけて。『打ちたい』を我慢する打席を増やしていくことも、今後は必要かなと。常に集中力をもって打席に入れればいいなと考えています」。打撃面でさらなる高水準を求め、今季の打席内では昨季までとはマインドチェンジしたスタイルで臨む。

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