イングランド協会(FA)カップ3回戦(11日=日本時間12日)で日本代表MF三笘薫(27)の所属するブライトンはノリッジに4―0で快勝し、公式戦9試合ぶりの勝利となった。3試合ぶりに先発した三笘は得点に絡めなかった。
2試合連続でベンチスタートが続いていた三笘は何度か好機をつくり出すも、簡単にボールを奪われるシーンも多く、シュートゼロと本来のパフォーマンスを発揮できなかった。ブライトンのファビアン・ハーツラー監督は三笘をベンチにしていたことに「シーズン前半にとても多くの試合をし、少し疲れていた」と説明していたが、まだ本調子ではないようだ。
地元メディア「SussexWorld」は選手採点で三笘に6点を付け「左サイドに戻った日本代表選手は良い点も悪い点もあった。賢く、時には危険なプレーも見せたが、簡単にボールを奪われてしまった。少し落ち着きがなく、ブライトンはできるだけ早く彼がベストの状態に戻ることを望んでいる」とした。
三笘は今季ここまでにリーグ3得点をマークするも、昨年11月29日のサウサンプトン戦から公式戦でゴールがない。その影響からかブライトンはその間公式戦6分け2敗と低迷した。この日ようやく白星を手にしたものの、上位浮上には三笘の力が不可欠なだけに今後のさらなる奮起が期待されている。