米メディア「JAYS JOURNAL」は日本時間12日に、ブルージェイズがポスティングでメジャー挑戦を模索しているロッテ・佐々木朗希投手(23)の獲得競争に「今から本気を出す」可能性について指摘した。
同メディアはブルージェイズの現状について「プレーオフ復帰を目指すブルージェイズはオフシーズンに悲惨な結果をいくつも残しており、その方向性についてファンからは疑問の声が相次いでいる」と厳しく指摘。一方で「内部関係者からの情報によると、彼らは日本人投手の佐々木朗希獲得に遅ればせながら真剣に取り組むことでオフシーズンを救おうとしている可能性があるという」と明かした。
佐々木の獲得競争について「ブルージェイズが最有力候補とは決して考えられていないが」と前置きし「若きスーパースターを獲得することでブルージェイズは恩恵を受けることができる。彼は日本で素晴らしい成績を残しており、ブルージェイズがひどいオフシーズンを挽回しようと彼の獲得に金をつぎ込むのは理にかなっている」と説明。「特に佐々木への入札額は国際ルールで上限が決まっていることを考えればなおさらだ。大金を投じる必要はない。必要なのは素晴らしい売り込みだけだ」とブルージェイズにも勝ち目があることを強調した。
さらには佐々木獲得により他のスター選手にも大きな影響がもたらされる可能性についても言及。「佐々木ほどの実力を持つ選手を獲得すれば、ボー・ビシェットとゲレーロ・ジュニアがそれぞれの契約満了時に再契約するのを説得するのに役立つかもしれない。将来有望なエースである佐々木は、トロントに長く留まることになるだろう」と楽観的に語った。
最後に同メディアは「佐々木がトロントと契約することを選んだら驚きだが、それは歓迎すべき驚きとなるだろう」と球団をやや皮肉りながらも佐々木の獲得を願っていた。