ジャーナリストの浜田敬子氏が１２日放送の「サンデーモーニング」（ＴＢＳ系）で、一部週刊誌に女性とのトラブルを報じられ、お詫びコメントを公表した中居正広についてコメントした。
中居は２０２３年６月頃に女性との間でトラブルが発生し、代理人を通じて９０００万円を解決金として支払ったと昨年１２月に一部週刊誌に報じられた。中居は公式ホームページで「トラブルがあったことは事実です」と認め「すべて私の至らなさによるもの」と謝罪。一方で示談が成立しており「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」としている。
浜田氏は「中居氏のコメントを見ると示談金を払っているから芸能活動は続けられるんだと読めるわけです。当事者間でいくら合意をしていても被害を受けた女性が傷付いている状況であると報じられています。そういう状況でそもそも、じゃあテレビに出続けていいのか？という問題が１つあります」と指摘。
週刊誌報道によるとフジテレビ局員が関与していると言われており「フジテレビは、この事件の概要を知っているわけですよね。そういう人をテレビに出し続けている。その内容について調査をして、中居氏を起用することに関して議論し尽くしたのか？この問題もあると思います」と述べた。
現在、各局は中居の出演シーンをカットしたり番組の差し替えなどで対応。「これはなぜ？差し替えるのか？ということの説明もなくするのは、私はおかしいと思っています。少なくとも自社で『明らかになるまで調査をします』、『ちゃんと議論をします』というような説明もなく、黙って何か事なかれ主義のようにやってしまうことに非常に問題を感じていて」と批判した。
そのうえで「メディア界全体は、この数年ジャニーズ問題というものに直面をして、非常に検証をしたはずなんです。その反省が生かされているのか？ということを感じました」と疑問を呈していた。