ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)と激突する挑戦者、WBO同級11位キム・イェジョン(韓国)の異名が注目だ。
〝モンスター〟はIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)の24日に東京・有明アリーナで対戦予定だったが、相手が負傷によりキャンセル。昨年クリスマスイブの決戦を延期した日程だっただけに再延期せず、当日にはキム・イェジョンと拳を合わせることになった。
専門サイト「BoxRec」によると、21勝(13KO)2分け2敗の成績。KO率は61・9%。11位にランキングされるWBO以外の団体では15位以下にランクされているという。ただ過去日本選手との対戦は7戦7勝という日本人キラーであり、大橋ジムを通じて「いつでもリングに上がる準備はできている」とコメントした。
また専門メディア「BOXINGNEWS」によれば「代わりの対戦相手はボクシング界の真のレジェンドである(元5階級制覇王者の)フロイド・メイウェザー(米国)と(6階級制覇の)マニー・パッキャオ(フィリピン)をマネしているようで『パッキウェザー』と呼ばれている」と、2人のスーパースターの名前をかけ合わせた異名を持つという。
さらに「BoxRec」によると、キムのリングネームは「トラブルメーカー」。さらなる問題が起きないことを願うばかりだ。