新日本プロレス11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア州サンノゼ大会で、NEVER無差別級王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=29)がKUSHIDA(41)の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。
KUSHIDAの左腕攻めに苦戦を強いられた竹下は、セントーンをかわされると腕十ひしぎ字固めに捕獲される。これを強引に脱出して人でなしドライバーで反撃に転じるも、今度は左膝攻めにさらされる。場外で足4の字固めに捕獲されると、リングに戻ってもコーナーから飛び付き式のラナ、さらにはバック・トゥ・ザ・フューチャー(スモールパッケージドライバー)を浴びてしまった。
それでも王者の意地で3カウントだけは許さない。マサヒロ・タナカにカウンターのエルボーを決めると、掌底を連打するKUSHIDAをラリアートで吹き飛ばす。最後は強烈なエルボーからレイジングファイヤーをさく裂させ貫禄勝利を収めてみせた。
試合後のリング上でマイクを握った竹下は「お前らよく聞けよ。俺が新日本所属になったからには戦わないといけない相手がいる。4月11日(日本時間12日)、シカゴ。ヒロシ・タナハシ! おい棚橋(弘至)、お前の最後の米国マッチだ。お前に挑戦して、誰がジ・アルファか証明してやる」と宣戦布告した。
竹下は2014年8月のDDT両国大会で棚橋とシングルマッチに臨んだが、当時は格の違いを見せつけられ完敗を喫している。あれから約10年の月日を経て、新日本を含む3団体所属のワールドワイドなレスラーになった竹下と、来年1月に引退を控え現役生活の最終章に突入した棚橋の再戦が実現しそうだ。