上沼恵美子 中居正広を タレントの上沼恵美子が12日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演。週刊誌で報道された女性トラブルを認めた中居正広に苦言を呈した。
9日に発表された中居の〝お詫び〟については「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」という一文が物議を醸している。
上沼は「違和感あるんですよね、その文章だけね。『――ことになりました』って。どこから発表されたんやろ?と思ったら、ご自分で言ってる声明なんですね」と指摘。「中居さんとしては『これでいけるんですよ、実は』『法律的には仕事もできるんですよ』という。なんかお詫び状になってないような感じがちょっとするんですよ。ご自分の主張というのかな、そういうのがちょっとだけ見えるんです、私は」と顔をしかめた。
また、示談が成立しながらトラブルが公になったことには「やっぱり被害者といいますか、女性のほうはショックだから友だちや身近な方には、9000万の示談の前にしゃべってると思う。その辺からというのはあるかもわからないし」と推測した。
その上で上沼は中居について「お芝居うまいんですよね。『砂の器』和賀英良の役なんて、加藤剛さんが映画でやり、田村正和さんがテレビでやり。一番、(中居が)和賀英良だったわ。私お会いしたとき、それものすごいほめたんです。『最高でしたよ』って偉そうに言わせていただいたら、うれしいなみたいな顔をされて」と思い出を披露。
続けて「だからもったいない。なんでこんなくだらないことで人生を棒に振るのかなっていうのがね、分からない。『女性にいくら払ったからええやろ』とか、『法律的にOKだ』なんて言っているのは、思い上がり」と厳しく断じた。
さらに「何か忘れ物してきてるんやろうね、人生。あれだけ急に大スターになってしまうと、なんぞ忘れ物をしてきてるような気がするわ。松本(人志)さんもですよ」と無念さをにじませ、「女性の気持ちになってくださいよ。男性も。傷ついたものって絶対あるわけだし、深い傷だ。痛いまだ」と訴えた。
最後に「なんで結局私しゃべるんやろ。私ってしゃべりやな。初めて気ついたわ」とおどけつつ「それがね、これについてのコメントはまったくないって言ってたの、打ち合わせのとき。ないもん。本当にないんです。ないんですけどね…ちょっと悔しさありますね。『しょーもないことで』と思います」と感想を語っていた。