復活をアピールだ。大相撲初場所初日(12日、東京・両国国技館)、幕内伯桜鵬(21=伊勢ヶ浜)が幕内北の若(八角)を寄り切って白星発進となった。
新入幕だった2023年名古屋場所で11勝を挙げ、敢闘賞と技能賞を受賞したが、その場所後に左肩を手術。一時は幕下まで番付を落としたが、1年半ぶりに幕内の土俵に上がった。
取組後は「自分の相撲に集中することができた。幕内だと(国技館が)満員でたくさんの歓声を感じた。緊張した瞬間もあったけど、『よし!』という気持ちになった。幕内はやっぱり違うと感じたし、この幕内でもたくさんの番付が上にあるので、これから必死に上げていきたい」とうなずいた。
場所前には、兄弟子の横綱照ノ富士から「攻めろ。守りの相撲じゃなくて、どんどん足を前に出して攻めていけ」と助言を受けた。
2日目は幕内時疾風(時津風)との一番。伯桜鵬は「自分を信じて、攻める相撲で毎日必死にやるだけ。結果は後からついてくる。攻め続けることを意識して、明日の一番を頑張りたい」と力を込めた。