弁護士の本村健太郎氏が12日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演。中居正広の〝お詫び文〟について気になるポイントを3つあげた。
1つ目は守秘義務があるから説明はできないのか?という点だ。
本村氏は「守秘義務というのは中居さんと相手側の女性との間で示談をしたと。その際に『今回の件はだれにもしゃべらないでくださいね』と。で、『示談の内容もだれにもしゃべらないでくださいね』。これが守秘義務です」と説明した。
しかし今回、守ろうとしていた秘密そのものが公になっており「となると、守る秘密がないので、ことここに至っては中居さんの立場からすると、むしろ、『実はこういうことだったんです』と説明するべき段階にきていると思います」と提言。「それにしては、今回のコメントではよく分からないようなコメントに留まっているなという感想です」と率直に語った。
2つ目は示談成立を改めてアピールする違和感だ。
本村氏は「『双方の代理人を通じて示談が成立し、解決している』ということをアピールされてるわけですが、ちょっと気になるのは被害者の女性のほうにも代理人の弁護士さんがついているようなんですが、本当に納得されたかたちで、今回示談をされたのかと、ちょっと心配なんですね。自分の信頼できる弁護士さんに頼むことができたのか?という点も気になります」とコメントした。
3つ目は物議を呼んでいる「芸能活動についても支障なく続けられる」の部分。
本村氏は「現実には芸能活動を続けられる状況には今のところない。その点を改めて『いや法律的には全然芸能活動続けられるはずですよ』とアピールされてる。中居さん側としては被害者の女性と解決済みなので、『法律的にはテレビに出ることについて何の問題はないはずですよ』ということをことさら強調されているような印象がします」と私見を述べた。
MCの上沼恵美子は「御詫び状になっていない気がする」と語ったが、本村氏も「その通りですね。被害者に対するお詫びがきちんとされないんですね。『皆さまにご迷惑をおかけしている』と。一応『相手様に対して心苦しく思っている』ということは書いています。ただ、本当の形での謝罪とかされたのか、ちょっと心配ではあります」とぴしゃり。
また、共演者から「守秘義務が破られた違約金というのは発生しないのか?」と質問が飛ぶと、本村氏は「万一、守秘義務に反してこの事実を誰かにしゃべったりしたら、『違約金○○円』と決めることもよくあります。違約金の金額は決めないども、万が一違反したら、後から請求することはできます」とした上で「守秘義務があるのは2人だけなんですね。中居さんと被害者の女性の間の和解ですから。ただ今回はこの2人はおそらく守秘義務には違反してない。周りの方がしゃべってる」と解説していた。