アルピニストの野口健氏が12日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。デンマーク領グリーンランドの購入を提案した米国のドナルド・トランプ次期大統領の〝本気度〟についてコメントした。
トランプ氏は記者会見でグリーンランドについて「安全保障上必要だ」と述べて、アメリカが所有すべきだという考えを示した。同氏は1期目にも買収構想を掲げ、デンマークのフレデリクセン首相に「ばかげている」と一蹴されると、翌月の首脳会談を延期していた。
野口氏は「グリーンランドはねえ、トランプさんは本当に買うんじゃないかと思うんですよね。本気だと思います」ときっぱり。
続けて「だって(1867年に)アラスカを買ってますからね、実際に。海底資源がありますしね。温暖化で北極海がなかなか凍らなくなってきて、あそこの資源を、いろんな国、特にロシアが狙ってるしね。そうすると、デンマーク政府もそりゃ、ドン!とくれば(巨額の買収資金を用意すれば)そりゃ売りますよ。トランプさんはあれはブラフで言ってるんじゃなくて本気」と分析した。
野口氏はトランプ氏の「カナダは米国の51番目の州になるべき」との発言については「ちょっと怪しい」としたが、「グリーンランドに関してはあれは本気だなと思いますね」と明言していた。