ボートレース下関のGⅠ「海響王決定戦 開設70周年記念」は12日、予選2日目が行われた。
初日5、6着と出遅れた豊田健士郎(28=三重)の2日目は3R1走。伸び仕様の菅章哉がスリット攻勢を仕掛ける中、インからコンマ02の気合のスタートを決めて押し切った。「ここはスタートを行くしかないと思っていました。首の皮一枚つながった。あとは全部1等を取るくらいの気持ちで頑張る」と予選突破に望みをつなげて気合も倍増。舟足も「余裕があったし変わらずいい。行き足、回り足が良さそう」と好感触だ。
昨年は13優出9V。SGにも2大会出場した。もちろん満足はしていない。「GⅠのタイトルを取りたい。ライバル視はしてないけど、同期で近い存在の関(浩哉)を指針としている。向こうはすごく努力しているのは知っている。そこに近づくためにもタイトルを取りたい」。さらなる飛躍のためにも連日の厳しい勝負駆けをクリアする。