ボートレース下関のGⅠ「海響王決定戦 開設70周年記念」は12日、予選2日目が行われた。
上條暢嵩(31=大阪)は初日4Rでは、4コースからブイ際を差すも舟が跳ねて後退。さらに2Mでは大きくバランスを崩し、6着に敗れた。それでも9Rのイン戦、外枠勢の強襲で厳しい展開になったが、道中逆転で1着を死守。この日の5Rの3コース戦では、5コースから寺田祥が豪快にまくるも、1M冷静に差して2着を確保した。
初戦の6着から1、2着と巻き返しに成功。「全体的にバランスが取れている。回った後の立ち上がりがいい」と舟足にも好感触をつかんでいる。
昨年1月の前回大会覇者。通算GⅠ3Vは2019年4月のダイヤモンドカップ、2023年9月のヤングダービー、昨年の69周年記念とすべて当地。もちろん「本当に相性がいいと思います」と好印象。得意水面で4回目のGⅠV、そして大会連覇へきっちり調子を上げてきた。