中居正広の女性トラブルがSMAP全体に波及しかねない状況となっている。
中居は一昨年6月、当時フジテレビに勤務していたX子さんとの間で深刻なトラブルを抱え、代理人を通じて9000万円もの解決金を支払ったとされる。
これを受け、中居は9日に公式サイトで「お詫び」と題した声明を発表。「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です」「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の力は一切ございません。示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と〝火消し〟に走ったが、依然として鎮火の気配はない。
CMやレギュラー番組にも多大な影響を及ぼしているが、なかでも強烈だったのは7日放送の日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース4時間SP」が、中居の出演シーンを〝全カットしたことだ。
元放送作家の長谷川良品氏は自身のユーチューブで「公開処刑」と形容。放送見合わせや放送休止よりもダメージが大きく「ようはテレビには映ってはいけない人とお茶の間に受け取られ、中居ブランドが地に堕ちたことを意味する」と評した。
中居が「テレビに映ってはいけない男」になってしまった以上、SMAP時代の歌唱シーンにも細心の注意を払わねばならなくなった。
国民的アイドルグループだったSMAPは2016年に解散。木村拓哉はジャニーズ事務所(当時)に残り、ほかのメンバーはのちに退社した。
「解散直後はSMAP時代の映像を使用するにもいろいろ手間がかかりましたが、ここ数年は音楽番組の名曲コーナーなどで、SMAPのVTRを目にする機会も増えました。しかし今回の中居さんの騒動で再び〝暗黒期〟に入るのではないか?と心配されています」とはテレビ関係者。
元リーダーの中居はグループに欠かせない存在だ。自身の担当パートもあることから、歌唱シーンで不自然にカットするわけにはいかない。そうなるとSMAPの楽曲自体をしばらく扱わないという選択も出てくるだろう。
何より今回の騒動にショックを受けているのはSMAPファンだ。50代女性は「怒りよりもガッカリですよね。中居くんは誰よりもSMAPを大事にしていたはずなのに、自分でグループを傷付けてしまった」と嘆く。
トラブルは解決済みと思っていた中居は、それが表沙汰になりひどく取り乱していたという。まさかこんなことになるなんて…。理解が追いついていないのは、中居本人なのかもしれない。