西武・源田壮亮内野手(31)が12日、昨年暮れに週刊文春に報じられていた一連の不倫騒動を謝罪した。
実質的な〝自主トレ公開〟となったこの日の練習前に源田はトレーニングウエア姿で囲み取材に応じた。
最初に文春報道が事実であることを認めた上で源田は「たくさんの方にご迷惑をおかけしましたし、家族を裏切ってしまって、野球界やライオンズファンの方も裏切ってしまいまして本当に申し訳ありません。失った信頼を取り返せるように今後ライオンズのために野球に真摯に取り組んでいきたいと思います」と神妙な面持ちで謝罪会見を始めた。
ファンに対しては「もしかしたらこれでライオンズのことが嫌いになってしまった方もいるかもしれません。今まで応援してくださったファンの方に対して本当に申し訳ないという気持ちしかないです。時間はどれだけかかるかわかりませんけど、野球で応援していただけるように頑張っていかないといけないと思います」と語った。
この日の会見前に共にインスタグラムを更新した妻で乃木坂46元メンバーの衛藤美彩からは「〝とにかく野球で結果を出していくしかないよね〟と言われましたし、しっかり取り組んでやっていきたいと思います」と夫婦として再出発するための方向性が示された。
当初は「本人の希望もあって1月中の対応はない。考えを固めてから話をする方向です」(関係者)と自主トレ公開の予定自体がなかった。状況的にメディア対応はキャンプ地・宮崎に移動する31日、またはキャンプインする2月1日の方向性だったが…。
やはり〝球界の正月〟といわれる日に源田の不倫謝罪会見が話題を独占してしまうことは球界にとっても不本意なこと。なにより歴史的低迷から再建を図る西口新監督が「唯一のレギュラー」に指名しているセンターラインの要がメンタル的にグラついたままキャンプインしたのでは、チームの再建はさらに難航が予想されてしまう。
家庭内の関係修復は夫婦双方に任せて、早急に〝みそぎ会見〟を行い源田本人の練習場所を確保。それによるチーム全体への影響を最小限にとどめるための措置が取られたようだ。そのため、針のむしろに座らされたような5分弱の〝みそぎ会見〟は避けて通れない道だった。