巨人のドラフト5位・宮原駿介投手(22=東海大静岡)が侍ジャパンでも守護神を務めた先輩の投球に度肝を抜かれた。
12日にジャイアンツ球場で行われた新人選手の自主トレに参加し、グラウンドでの練習メニューを終え、室内練習場に移動した時だ。ブルペンで投球していた大勢投手(25)のうなりを上げてミットに吸い込まれるボールに驚がくした。
練習後、宮原は「球、えげつないですし、すごかったですね。強さも、速さもそうだし、投げ方もカッコいい。シンプルに言うと、あれが一軍でずっと活躍してる投手なんだと思う」と感心しきり。
驚いただけでは終わらせなかった。横目で見ながらも大勢の投球フォームをしっかり分析。「僕は右足を蹴るのが苦手でそれをちょっと見させてもらった。どういう感じなのか参考にさせてもらおうと」と打ち明ける。
今後はチャンスがあれば、話しかけるつもりだ。昨季は43試合で1勝2敗29セーブ、防御率0・88の好成績でチームを4年ぶりリーグ優勝に導いたGの守護神に対し、宮原は「心の持ち方というか、1年間、どういう感じでいい時も悪い時もたくさんあると思うけど、どうやって自分の心をたまっているというか、リセットしてやっているのか、すごい気になります」と目を輝かせた。