スプーン曲げで有名な自称超能力者のユリ・ゲラー氏がトランプ次期大統領に自分が所有する島を米軍基地として使うことを提案した。Xに12日、投稿した。
この提案は、トランプ氏がデンマーク自治領のグリーンランドについて、安全保障上の観点から「アメリカはグリーンランドの所有権と管理権が必要だと考えている」と発言したことを受けたものだ。
ゲラー氏は「北極圏、特にグリーンランドには多くのレアアースの鉱床がある。中国がそれらを手に入れれば、完全な覇権を握ることになる。それだけでなく、中国の同盟国であるロシアは、北極圏での存在感を大幅に高めており、すでに原子力潜水艦の艦隊を配備している。トランプ氏のグリーンランドを占領したいという計画は狂気ではなさそうだ。ロシアと中国による北極圏の脅威は、私たち全員に影響を及ぼすものであり、トランプはそれを阻止したいと考えている」と説明した。
その上で、「危機」を解決するために協力を申し出たという。
「私はトランプに私の島を米軍基地として使用する権利を提供する。私はまた、島の周囲の7マイル以上の海域と海底も法的に所有している。信じられないかもしれないが、空域も所有している」
ゲラー氏は2009年にラム島を3万ポンドで購入した。同島はスコットランド東岸沖、フィドラとクレイグレイスの間に位置する。同氏は同島が古代エジプトの財宝の隠し場所だと信じており、同島を「ラム共和国」と宣言しようとしている。
そして、ゲラー氏は「トランプは駆逐艦、空母、潜水艦など、米海軍をそこに派遣できる。彼らを収容するのに十分なスペースがあり、グリーンランドから2000マイル未満だ。ドナルド、これは真剣な提案だ。F―16なら私の島からグリーンランドまで1時間もかからずに行ける」と主張した。
ゲラー氏は、トランプ氏がフロリダ州に所有する邸宅マール・ア・ラーゴの連絡先にオファーを送ったと述べて、メッセージを締めくくった。