ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が13日、このオフに獲得した3投手をいずれも先発として起用する構想を明かした。球団は最重要補強ポイントを埋めるべく、日本球界復帰となる上沢直之投手(30)を大型契約で迎え入れ、現役ドラフトで上茶谷大河投手(28)、交換トレードで浜口遥大投手(29)をいずれもDeNAから獲得。先発としての実績がありながら中継ぎも担える上茶谷、浜口の起用法が注目されていた。
小久保監督はこの日「倉野コーチと話をして、基本的には3人とも先発でいってもらう」と明言。シ烈な競争を勝ち抜き、ローテーション定着を期待した。その上で「上沢から連絡がきた」と、加入後のやり取りを告白。「昨年はプロ野球人生の中で一番挫折というか、思っているようにいかなかったシーズンだったと思う。それをホークスで(晴らす)、その経験を生かしてくれと話をした」と、新天地で再起を図る右腕に熱いメッセージを伝えたという。
この日、小久保監督は和歌山市内で開かれた激励会に出席。約300人から労いの声をかけられると、悲願の2年連続リーグ優勝、日本一奪取を約束した。