女子プロレス「スターダム」のハイスピード王座戦(13日、東京・後楽園ホール)は王者・星来芽依(22)が、元王者の鹿島沙希(31)を退け4度目の防衛に成功した。
この日から同王座に新ルールが導入され「10分3本勝負」「場外カウント10カウント」「10分終了時に同点引き分けの場合は王座防衛」「その他は通常のプロレスルール」という試合形式でV4戦が行われた。
1本目で王者がいきなり必殺技「流れ星」(変型前方回転エビ固め)を決め、35秒で3カウントを奪取。先制点を奪ったが、2本目で鹿島の猛攻にさらされ「超激アツ」(ダブルアーム式ニーバスター)で3カウントを献上した。
1勝1敗で迎えた3本目では鹿島に起死回生で丸め込まれ窮地に陥る場面もあったが、持ち前のスピード感で翻弄し流れを取り返すと、得意の「さよなら」(変型シットダウン式パワーボム)を炸裂させ、完璧な3カウントを奪った。
新ルールにも動じず防衛に成功した星来は、試合後にマイクを持ち「沙希狩りに成功したぞ! 今日で鹿島沙希というトラウマを克服できた気がする」と喜びを爆発させた。「この新ルールならハイスピードだけじゃない、いろんな選手といい試合ができるんじゃないかと思っている。これからも期待してください!」と呼びかけた。