〝スマホ封印〟で連勝発進だ。大相撲初場所2日目(13日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(25=立浪)が幕内翔猿(32=追手風)を寄り倒して連勝スタートを切った。取組後は「とにかくつかまえようと思って相撲を取りました。よかったと思います」とうなずいた。
自身の取組前には、綱とりに挑む大関琴桜(佐渡ヶ嶽)に土がつく波乱。「特に意識していない。自分は自分。自分のことをしっかり考えて、周りのことは考えない」と目の前の一番に集中した。
今場所は夜11時前に就寝し、睡眠時間は7~8時間を確保。さらに、昼寝も2時間ほどを費やすという。「しっかり寝れている。スマホをいじってると映画とか見ちゃうから寝られなくなる。前まではそれがあった。(今場所は)普通に眠くなる。トシかな」と笑った。
先場所の千秋楽は琴桜との相星決戦に敗れてV逸。それでも13勝の好成績を残し、今場所で優勝すれば横綱昇進の可能性がある。元横綱朝青龍を叔父に持つ大関は「一日一番、しっかり相撲を取りたい」と気持ちを引き締めた。