陸上男子800メートルで日本記録保持者の落合晃(18=滋賀学園)が、自身の未来像について熱弁を振るった。
13日に都内で始まったU20五輪育成競技者研修合宿に参加し、この日はミニハードルを使ったメニューなどを消化。その後の取材では今春から駒大に進学することを明言した上で「世界で勝負と考えた時に(総監督の)大八木(弘明)さんのチームには、世界を目標にされている選手がいっぱいいる。海外でも試合や練習を行っているので、世界と近いなと思った。パリ五輪に出場できなかったので、大学4年生の時にロサンゼルス五輪が行われるので、出場だけじゃなくメダルとかを取れる選手になりたい」と一連の経緯を明かした。
駒大と言えば学生3大駅伝で歴代最多29勝を誇る超名門だ。駅伝への思いについては「(距離が)短めの駅伝であれば、出られるチャンスがあるかなと思う。駅伝がトラックに全くつながっていないという考えではない方なので」と話す一方で、1区間あたりの距離が20キロを超える箱根駅伝は「狙えるのであれば箱根もと思うが、今は状況を見ながらという感じ」と慎重な姿勢を示した。
そんな若武者の直近の目標は、9月に東京で開催される世界選手権だ。参加標準記録(1分44秒50)まで0秒30に迫っており「まずは(1分)44秒を切りたい。勝負するには43秒台でも足りないぐらいだと思う。段階を踏んで43秒台を目指したい」。視線の先にあるのは世界だ。