元UFC世界ライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)が11日(日本時間12日)、米フロンティア航空で不快な思いをしたことを明かし、物議を醸している。
ヌルマゴメドフを巡っては、機内で非常口隣の席に座っていたところ、客室乗務員から降りるよう求められる動画がネット上で拡散し、話題となった。客室乗務員は、同席が緊急時に乗務員の手助けをしなくてはならないため、ヌルマゴメドフの英語に懸念があると主張。元UFC王者は冷静に「チェックインの時、私は手伝えると言った」と返したが、結局荷物を取り出し飛行機から降りた。
「まず第一に、それはアラスカ航空ではなくフロンティア航空であったことを明確にする必要があります」と切り出し、「質問をしに来る女性は、最初から非常に失礼でした。私が非常にまともな英語を話し、すべてを理解し、支援することに同意したにもかかわらず、彼女はまだ私を席から外すように主張します。その根拠は何だったのか、人種、民族、その他のもの、よくわかりません。しかし、2分間の会話の後、彼女は警備員に電話し、私はこの飛行機から降ろされ、別の航空会社に乗り込み、目的地に出発しました」と怒りを交えて当時を回想。
「ビデオで見ることができるように、私は落ち着いて敬意を保つために最善を尽くしました。その乗組員たちは次回はもっとうまくやれるでしょうし、クライアントにも親切にできるはずです」と記した。
一連のやり取りは波紋を広げ、英国メディア「トーク・スポーツ」によると、アメリカ・イスラム関係評議会は、ヌルマゴメドフと航空会社の行動について調査を行うよう促す声明を発表したという。MMAレジェンドを巡る騒動はおさまらなそうだ。