絶好調だ。大相撲初場所3日目(14日、東京・両国国技館)、幕内伯桜鵬(21=伊勢ヶ浜)が幕内琴勝峰(25=佐渡ヶ嶽)を押し出して初日から無傷の3連勝となった。取組後は「攻めよう、攻めようという気持ちしかなかった。落ち着いていたというか、自分が引いて自滅しないように考えていた」と冷静な表情で振り返った。
新入幕だった2023年名古屋場所で11勝を挙げて敢闘賞と技能賞を受賞。その場所後に、左肩を手術した影響で一時幕下まで番付を下げたが、1年半ぶりの幕内の土俵で躍動した姿を見せている。
伯桜鵬は「今場所は動きを止めずに、常に足を出す気持ちで取っている」と取組でのテーマを説明。その上で「新入幕の時よりも全体的に(自分は)強いと思っている。番付を上げたい気持ちと、心技体でパワーアップしたい気持ちしかない」と力説した。
4日目は幕内湘南乃海(26=高田川)と対戦する。「3連勝? もちろんうれしいし、その日、その日でやるべきことをやっている。また明日の一番に切り替えていきたい」と気を引き締めた。