大相撲初場所3日目(14日、東京・両国国技館)、綱とり挑戦中の大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)が幕内翔猿(追手風)に引き落とされ、痛恨の2敗目を喫した。
土俵際まで翔猿を追い込んだものの、逆転負けを喫した。取組後は「切り替えます」と声を絞りだした。ぼう然とした表情を見せ、支度部屋を後にした。
昨年の九州場所で、14勝1敗の好成績で初優勝を果たし、自身初の綱とりに挑戦。だが、2日目に小結阿炎(錣山)に初黒星を屈し、痛すぎる2連敗となった。
一方で、先場所13勝を挙げて同じく横綱昇進に挑んでいる大関豊昇龍(立浪)は、小結若隆景(荒汐)を突き出して初日から3連勝。2人にとって明暗分かれる結果となった。