弁護士の菊地幸夫氏が14日、TBS系の情報番組「ゴゴスマ~GO GO! Smile!~」に出演。一昨年7月に札幌・すすきので男性が殺害され、田村瑠奈被告ら3人が逮捕・起訴された事件で、同日に札幌地裁で行われた瑠奈被告の父・修被告の初公判について言及した。
同事件を巡っては、瑠奈被告が、被害男性の首をナイフで刺して殺害し、頭部をのこぎりで切断するなどしたとして昨年3月に殺人などの罪で起訴されたが、裁判の日程は決まっていない。
一緒に起訴された瑠奈被告の母・浩子被告は、昨年6月の初公判で「死体遺棄ほう助罪」などの罪に問われ、現在公判中だ。
今回の事件は、被害男性を殺害した「殺人」、男性の頭部を切断した「死体損壊」、頭部を持ち帰った「死体領得」、頭部を自宅で保管した「死体遺棄」、自宅で頭部を傷つけた「死体損壊」の罪に分けられるという。
修被告が「無罪」を主張していることについて、菊地弁護士は「最初から殺すつもりで車で送り届けたと立証ができないと、(修被告が問われるのは)死体損壊とか遺棄とかの『ほう助』だけなんです」と説明。
そして死体損壊は懲役3年の刑だと説明した上で「仮に有罪ということになったとしても、あまり重い罪にはならない」と解説した。