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【巨人】橋上コーチ 11年ぶり復帰…若返ったチームで目指す戦略「僕もこれからだから」

東スポWEB 2025年1月15日 5時8分

G連覇のキーパーソンが胸の内を赤裸々に明かした。巨人・橋上秀樹作戦戦略コーチ(59)が14日に東京都稲城市のファーム新球場「ジャイアンツタウンスタジアム」でスタートした新人合同自主トレを視察。昨年10月から実に11年ぶりの入閣となった名参謀の狙いとは――。

まだ初々しいルーキーたちを温かいまなざしで静かに見守った。2014年以来、橋上コーチは実に11年ぶりに巨人へUターン。原前監督就任時には一軍の作戦コーチや打撃コーチとして、12年からのリーグ3連覇に大きく貢献。12年には日本一も経験している。

今季の巨人はリーグ連覇と13年ぶりの日本一奪還を狙う。阿部監督が現役時代から絶大な信頼を寄せていたからこそ、同コーチの招集がかなったといっても過言ではない。経験豊富な知識と戦略を持つ名参謀が「キーパーソン」として絶大な信頼を置かれている。

11年もの長い年月がたち、コーチ陣の年齢層も若くなっている現在は、コミュニケーションの重要性を説く。昨年秋の同職就任後は「データが浸透しやすい土壌をチームにつくるために、スコアラー陣と話し合っていく」と熱弁をふるっていた。

そんな橋上コーチだが、事実上の〝同期入団〟となる新人選手らのフレッシュな姿を見届けると「球団関係者がこんなにたくさんいてね、緊張でそれ(アピール)どころじゃなかったでしょうから。これからですよ」と笑顔。その上で「この新球場も新人選手も、これからだからともに歩んで頑張っていってほしいね」と目を細めた。

ちなみに昨年の秋季練習では「指導する側と選手の距離感が、非常に近いなと感じますね。コーチの人たちも話しかけるし、選手の方からも笑顔の会話というのも比較的、10年前のジャイアンツではあんまりなかったですね」と話していた。

その上で再入閣した直後と昨年秋の心境をこの日、こう口にした。

「(巨人に)戻ってきた時は若い選手が多くてね。『ジェネレーションギャップ』を感じた。俺が知ってるのなんて、坂本や長野、あとはメジャー(のオリオールズ)に行った菅野だったから。僕もこれからだから、いろんな選手に話しかけて、しっかり対話して関係を築いていきたいと思います」(橋上コーチ)。

ルーキーとともに、再び巨人のユニホームに袖を通すことになった。今春のキャンプに向け「巨人のキーパーソン」が〝ヤングG〟たちとどのように関わり、打ち解けていくのか。大いに注目される。

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