今年は〝脱ぼっち〟を目指す!? 阪神・漆原大晟投手(28)が14日に兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で練習を行い、ランニングやキャッチボールでみっちりと汗を流した。
練習後には「しっかりシーズン中に動ける体が大事になってくると思うので。今の時期にしかできないこともありますし、意識しながらやっています」。
現役ドラフトでオリックスから移籍した昨季は、プロ最多となる38試合に登板し、年俸も大幅アップとなった虎2年目右腕。まさに順調な滑り出しかと思えたが、沖縄・春季キャンプに話題が及ぶと何やら冴えない様子でこう明かした。
「僕、去年のキャンプ中、2回しか外出しなかったんですよ。投手会と同級生会しか夜ご飯も外出てないです。沖縄初めて来たし、ご飯屋さん知らんし、友達いないし(笑い)」
鳴尾浜自主トレではさまざまな選手とキャッチボールを行い、現役ドラフト3期生の畠にも虎のあれこれを伝授しているだけに〝友達いない発言〟はフリかと思われたが…。「オリックスの時は(ニンテンドー)スイッチとかキャンプに持ってってたんすよ。桃鉄とかスマブラ(大乱闘スマッシュブラザース)やったり。でも、もうやらなくなったんで、兄弟にあげました。今はそんな仲の選手もいないですし…」と再びネガティブ発言。〝コミュニケーションツール〟でもあるゲーム機すら、手放していたようだ。
それでも、移籍2年目となる今年の春季キャンプに向け〝脱ぼっち〟を計画中のようで「気晴らしで、オフにゴルフとか行けたらいいなと。誘われ待ちで今年はゴルフ道具、持っていこうかなと思ってます」とニヤリ。肝心のゴルフの腕前はというと「人に言えるようなスコアじゃないです」としながらも「練習よりゴルフ場の方が走ってます(笑い)。僕と回ったら面白いと思いますよ」とちゃっかり〝アピール〟も欠かさなかった。
なにはともあれ、昨季は新天地で飛躍を遂げた右腕。参加2回目となる虎の春季キャンプが充実したものとなれば、さらなる飛躍も十分に期待できそうだ。