〝一発屋〟で終わるわけにはいかない。広島・矢野雅哉内野手(26)が14日、菊池涼介内野手(34)との自主トレを公開した。
昨季は、強肩と身体能力を生かしたアクロバティックな身のこなしを武器に、遊撃の定位置を獲得。ゴールデン・グラブ賞を獲得するなど、大きな飛躍を遂げたが、今季へ向けては「まずはレギュラー取らないといけないので、その勝負に負けないことだけ考えながら」と、改めてポジションを奪うつもりで臨むという。
もちろん、個人としては初の全試合出場やさらなる打撃力の向上、盗塁増など、細部に目標は設定している。なかでも昨季、リーグ3位の13だった盗塁数に関しては「もっと打てるようになれば、塁に出る機会も増えると思いますし、チャンスも多くなると思う」とさらなる上積みも可能と見ている。
2年連続G・G賞は当然として「目指せると思ったので。狙っていきたい」と今年は「盗塁王」に照準を定め、レギュラーの証しであるタイトル増に挑む。