スペイン1部セビリアDFキケ・サラス(22)が賭博詐欺に関与した疑いで14日、国家警察に逮捕された。
スペイン紙「エル・コンフィデンシャル」など各メディアによると、U―21スペイン代表にも選出されていたサラスは友人らがスポーツ賭博で勝てるように手助けするため、故意にイエローカードを受けた容疑で友人2人とともに身柄を拘束された。昨シーズンは10枚の警告を受けたが、シーズン終盤9試合で7枚のイエローカードをもらっていた。友人らは1か月で約1万ユーロ(約162万円)の利益を得た疑いがあるという。
サラスはイタリア1部ラツィオ入りが報じられるなど、大きな期待を背負う若手有望株。すでに釈放されたと伝えられるが、当局はサラスの携帯電話を没収し、捜査を進めている。
スペイン紙「アス」は「賭博に関与した疑いによりセビリアの選手は厳しい罰金(最高3万ユーロ=約486万円)、懲役刑(最大3年)、ライセンス剥奪などに処される可能性がある」と報じていた。