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【宮崎祐樹連載#44】今だからこそ分かる資産運用の大切さ…一般の人も野球選手も同じです

東スポWEB 2025年1月15日 11時14分

【宮崎祐樹連載 オリのゴリBsを知り過ぎた男(44)】現役のころには興味がなかった経済番組であるとか、上場会社の財務諸表だったりに目が向くようになって勉強を始めると、それこそ生活に関わるいろんなことに関心を持つようになります。

例えば相続関係のことなど、聞かれれば詳しく説明できる人って身近にいらっしゃいますか? 普通に生活しているだけであれば、あんまりいないと思うんですね。

相続税の問題をシンプルに解決する方法の一つとして、僕は死亡保険を利用するという方法が有効だと思っています。もっと言うと、保険でしか賄えない側面があると思っています。

故人の資産の分与に関して、相続人全員で話し合って最後にハンコを押して、書類を提出して…という作業を死後10か月以内にやらなきゃいけないわけです。

故人との生前の思い出に浸る時間なんてないと思います。いろんなものの形見分けをしたり、不要なものと必要なものを仕分ける作業から始まり、銀行口座の確認、相続の権利を持つ人間に連絡して、遺産を整理してという作業を10か月以内に行うことは結構タイトです。

そのタイミングで相続税も支払わなきゃいけないわけですから、やっぱり死亡保険金でポンと払うのが一番スムーズなんです。もともと何億円とか何千万円の現金を持ってる人であれば関係ないですが、みんながみんなそうではないですからね。

現金がなければ住んでいる場所も売却して遺産分与するしかないケースもありますから。実家を現金化せず、そのまま住みたいという人だっていますよね。そういう意味でも死亡保険に入って、それで相続税を支払えるようにしておいた方がシンプルなんです。

相続の話から時間を巻き戻すようですが、一番いいのは若いうちからお金に関する知識や備えを勉強しておくことですね。積立NISAをやって投信もやってとか、あらゆるものにお金を投じることができればリスク分散もできていいんですが、全部が全部はできないのが現実でしょう。

その中で自分に必要なものをピックアップしていって、自分の判断で若いうちからやればいいと思うんです。資産運用の手段のうちの一つが保険であって、その分野は僕が営業マンをしているからといって絶対だと勧めることはありません。

話を聞くだけで、聞いた上で保険という手段を選ばないならそれでいいと思います。そういうケースだってよくありますしね。ただ、専門家から話を聞く、知るという作業をしないことはリスクだと思います。

結局、社会人になって会社に入ったりすれば、NISAとか企業型のDC(確定拠出年金)に入ったり、自分でiDeCoをやってみたりする時期が来るんです。だったら5年でも10年でも早く始めて、資産運用を進めた方がいいですよね。本当にひと月1万、2万円の運用でも30年後には全く変わってくるんです。

今、1万円で買えるものが、本当に10年後、30年後に同じ1万円で買えるでしょうか? 物価は上昇していくものです。1万円を普通預金で貯金していたらずっと1万円のまんまじゃないですか。30年前の1万円より現在の1万円の方が価値が下がっていることになりますよね。であれば、お金がお金を生むシステム作りを先にやった方がいい。これは一般の方々も野球選手も同じことです。

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