ボクシングの元WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(36=英国)の「引退表明」に懐疑的な見方が広がっている。海外メディア「red sports」が報じた。
世界ヘビー級3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)に敗れたフューリーは、13日に自身のインスタグラムを更新し「ボクシング界からの引退を発表したい」と語った。しかし、同メディアは「ボクシング界は完全に無視」とし「フューリーの決断は大きな衝撃を与えるどころか、スポーツ界からは懐疑的な目で受け止められた」「最終決定に多くの人が納得していない」と伝えた。
フューリーは2013、17年にも引退を発表するも復帰。22年には引退宣言するもわずか半年後にリングに復帰している。このため、同メディアは「(元世界ヘビー級王者)アンソニー・ジョシュア(英国)と再戦する可能性は現在保留されている」とし「ジョシュアのプロモーターであるエディ・ハーン氏は歴史的な戦いのためフューリーが再考することを望んでいる」と記した。
同メディアは「フューリーの不確実な将来」とし「最後の別れなのか、それとも彼の混沌としたキャリアの単なる小休止なのか。今回のリトリートがこれまでのリトリートと異なるかどうかは時間がたてば分かるだろう」と伝えていた。