【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】
1月6日第1試合 東2局0本場=二階堂亜樹(風)、竹内元太(フ)、瑞原明奈(P)、内川幸太郎(サ)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。今年に入ってレギュラー突破争いは4位のTEAM RAIDEN/雷電から8位の渋谷ABEMASまで差がギュッと詰まりました。2024年をマイナス391.5ポイントの8位で終えた風林火山は、年明けの1週間で100ポイント以上プラスし、7位に順位を上げました。
原動力となったのは亜樹選手でこの日、同日連勝を決めました。まず大きなアガリとなったのは第1試合の東2局です。配牌でドラ3赤と高打点が見える手が入りました。選択が生まれたのは4巡目。4萬を切ればペン3筒、ペン7索の一向聴です。
もちろん4萬切りが最も手広くはあるのですが、4萬を切ってしまうと形がすごく不十分になり、愚形待ちでリーチをするハメになってしまいます。この勝負手をペン7索とかペン3筒とかでリーチをしたくない。むしろドラ1とかならばリーチをかけやすいのですが、勝負手だからこそしっかりと好形を作ってアガリにいきたい。すでに2萬が2枚切れですが、4萬というのはいい待ちになりやすい場所を作る唯一の部分であるので切らずに、ペン3筒を払っていきました。仮に裏目の3筒を引いても、多面待ちに使える可能性があります。
結果的にすぐに裏目の3筒を引き、ペン7索を引き入れてテンパイ。3筒4筒か47萬か選べる中、3筒4筒でリーチしました。
先に裏目の4萬を持ってきましたが、残り1枚の3筒をツモ。さらにその3筒が裏ドラに乗り、倍満のアガリとなりました。
麻雀は裏目を引いても、アガれるチャンスは何度もあります。見た目は悪いかもしれませんが、裏目を気にせず、しっかりと好形を作ってツモる。いかにも麻雀らしい局だなと思いました。
このアガリをキッカケに亜樹選手は2連勝、さらに松ヶ瀬選手も9日にトップを取り、風林火山は上昇気流に乗った感じがします。