タレント中居正広の女性トラブルがフジテレビに飛び火している。
中居は一昨年６月、フジに勤務していたＸ子さんとの間で深刻なトラブルを抱え、代理人を通じて解決金９０００万円を支払ったとされる。「女性セブン」や「週刊文春」では、Ｘ子さんと中居の会食を間接的にセッティングしたのは、フジの編成幹部Ａ氏と報じている。
こうした報道を受け、ネット上ではフジの企業体質を問う声が殺到。さらにこの日、米ファンドの「ダルトン・インベストメンツ」が「フジ・メディア・ホールディングス」の取締役会に一連の問題を調査するため、第三者委員会の設置を要請したと発表した。同ファンドグループはフジの株式約７％を保有する第２位の株主。
書簡で同ファンドは「中居さんに関連する最近の一連の騒動を通じて、この問題がエンターテイメント業界全般の問題であるだけでなく、フジの企業ガバナンスの深刻な欠陥を露呈している」と指摘。「視聴者の信頼を損なうだけでなく、株主価値の低下に直接つながる深刻な非難に値する」と批判した。
その上で「直ちに外部の専門家による第三者委員会を設立し、事実を調査した上で、再発防止のための対策を提示することを要求する」と訴えている。
新たな動きに実業家ひろゆきの妻でＷｅｂデザイナーの西村ゆか氏は１５日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。「憶測で個人を批判するより余程建設的だし、外圧じゃなくこういう声あがるといいのに」と歓迎の意向を示した。
一方、フジは公式サイトで「（一連の報道）内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません」とＡ氏の関与を完全否定。中居も９日に出した声明で「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」と明記している。